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三重県文学ブログ

三重県、特に伊勢市の文学に関すること。時代は江戸~戦前。

神風館十四世 小林秋水

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神風館十四世 小林秋水

十四世 小林秋水

宝暦二年九月出生、父光冨、(母)丹野路井中務卿法眼盛庸女佐知子、
幼名熊丸、後ち采女、志摩と改めた。本名光延、岩渕町住
明和八年七月六日離宮院カギ取に補せられ、同年十二月朔日
大宮司知事に転じ、正六位上に叙せられた。寛政三年八月二十五日
同検非違使、文化元年六月主典に転じ、同六年正月食鳥井殿
より歌会頭申付られた。文政八年六月伊勢一国連歌宗匠たるべ
き旨、花下法眼昌逸より許可、同年七月九日神風館十四世を継
ぎ秋水、梅所、亀息、翫月堂の号があり、茶道は千宗左門人で
あった。天保二年六月二十五日没、八十歳(古代近世神都名人略伝)



著に神風館継承号記念集『翫月帖』(文政八年仲秋)があり

 はまおきの穂にいつる秋と成にけり 神風館 秋水
の所感吟に左琴、秋助、獲選、由史、酔漁らの唱和吟を巻頭に
他交友の月の吟を集録して居る。
 青柳やむかし船場の白河原
 きせ綿や霜にもたもつ齢草
 出汐や月の産たる島いくつ
 賑はしき春まつろいや神楽竹


 

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